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カバー工法でスレート屋根をリフォームしたい!メリット・デメリットを解説
2021年03月25日(木)
目次
「スレート」屋根は、近年よく使用されている屋根材のひとつです。ご自宅の屋根にスレートをお使いの方もいるかと思います。しかし、スレート屋根のリフォーム方法をご存知の人が少ないのではないでしょうか。一般的なリフォームとしておすすめされるのが「カバー工法」とだいわれていますよ。
「カバー工法でスレート屋根をリフォームするってどういうこと?」「デメリットもあるんじゃないの?」と不安に思っている方もいると思います。今回は、カバー工法でスレート屋根をリフォームする手順やメリット・デメリットについて解説していきます。
カバー工法が適しているスレート屋根とは?
まずは「スレート」について説明していきたいと思います。スレートとは薄い板状の屋根材のことです。本来スレートとは「石」を意味する言葉ですが、屋根材として使用されているのは石ではなく石に似せて作られた「化粧スレート」がほとんどです。
2000年以前までの化粧スレートは、セメントとアスベストを主成分に作られた物でした。化粧スレートのメリットは「軽い」「安価」「生産しやすい」「施工しやすい」ことです。しかし、2004年からアスベストの規制がはじまると、ノンアスベストの製品が主流となりました。現在の化粧スレートはセメントとパルプを主成分にした製品が使用されています。
じつは、アスベストの入っていない化粧スレートは、入っている物と比べると耐久性が劣るといわれています。2000年以降に新築した化粧スレート屋根はノンアスベストなので、もしかすると劣化が早い可能性があります。
カバー工法でスレート屋根をリフォームするとは?
カバー工法とは、既存のスレート屋根の上から軽い屋根材を重ねて張る工事方法のことです。結果的に屋根が二重になるので、耐震性などを考慮して軽い屋根材が使用されることが多いようです。近年ではガルバリウム鋼板やSGL鋼板などの金属の屋根材が主流です。
カバー工法でスレート屋根をリフォームする方法は2つあり「直接下葺き材張りカバー工法」と「野地板増し張りカバー工法」です。
【直接下葺き材張りカバー工法】
既存のスレート屋根の上に直接防水シート(ルーフィング)を張った後、新しい屋根材を張る工法です。野地板と呼ばれるスレートなどの屋根材を支えるために張られた板がしっかりしている場合に採用されます。
【野地板増し張りカバー工法】
野地板が少し傷んでしまっている場合に、新しい野地板を張ってから屋根材を張る工法です。しかし既存の野地板が激しく損傷している場合はカバー工法での屋根リフォームは行うことができません。
カバー工法でスレート屋根をリフォームするメリット・デメリット
では、スレート屋根をカバー工法でリフォームするメリットとデメリットをみていきましょう。
メリットは、古い屋根をはがすことなくことなく工事できるので、廃材処理にかかる費用も少なく、全体のリフォーム費用を抑えることができることです。また、既存の屋根と二重になるため、防水効果が高まり雨漏りなどが生じる可能性が低くなります。さらに施工期間が比較的短いこともメリットといえるでしょう。
デメリットは、アスベストを含んだスレートが使用されている屋根を撤去する場合は、アスベストが飛散する恐れがあることです。アスベストは人体に悪い影響を与えるものとして知られていますが、その廃棄方法は複雑で、かつ廃棄費用が割高なうえその値段は年々高騰しています。また、近年導入しているご家庭が増えている太陽光パネルですが、カバー工法でリフォームした屋根の場合には設置できないことがあるようです。そして、既存のスレート屋根の劣化状況がひどい場合はカバー工法でリフォームすることが困難な場合もありますので、リフォーム前の屋根診断はとても大切です。
屋根の無料診断を業者に依頼しよう!
屋根リフォームをする際には信頼できる業者に依頼することが大切です。施工後に問題が見つかることも少なくありません。水戸市の宇都木塗装では、屋根の無料診断を行っています。屋根裏から軒下なども点検し、屋根や下地材・防水シートなどに不具合がないかしっかり確認させていただきます。
工事完了後には保証書を発行しており、施工後の不具合に対する調査や修繕など責任をもって行います。また、リフォームの不備に対して修繕費用を保証する「JIOリフォームかし保険」に加盟しているので、安心してお任せください。さらに、工事1年後の無料点検の実施など、アフターサービスも充実しています。
まとめ
カバー工法でスレート屋根をリフォームする方法は2つあり、どちらも既存のスレート屋根の上から新しい屋根材を重ねて張るというものです。張り替えよりも工事費用を抑えることができ、施工期間を短くできることがメリットです。デメリットはアスベスト入りのスレート屋根である場合、次の世代にアスベストの処理を残してしまうことです。また太陽光パネルが設置できないこともあります。
カバー工法でスレート屋根をリフォームできるかどうかは素人に判断できるものではありません。まずは屋根の点検を、屋根リフォームに関する正しい知識をもった業者に依頼することをおすすめします。
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