お住まいの点検は定期的に行っていますか？外壁のひび割れやカビ、天井の漏水などによるシミなどが見られる場合には注意してください。たとえ新築であっても、住宅には5年ごとにメンテナンスや修繕が必要な部分があるといわれているからです。

今回は、住宅点検の必要性と自分でできる点検チェックリストをご紹介したいと思います。日頃から住宅の点検を怠らないことが、大ごとになってからの修理の費用をカットできますし、何より快適に自宅で過ごすことができますよ。

住宅の点検は家を維持・管理するために絶対必要

新築を購入する場合、定期点検のアフターメンテナンスサービスがついていることが多いようですね。3ヶ月、6ヶ月、1年、2年までのタイミングで、ハウスメーカーなどが基礎構造や屋根、壁、床、柱などの主要部分と雨漏りなど発生しやすい防水部分の点検を行います。その際に欠陥が見つかった場合、保証期間内であれば無料で補修工事をしてもらうことができます。しかし、持ち主の日頃の手入れを怠ったことが原因の場合には保証の対象にはなりませんので注意しましょう。

また、住宅はおよそ5年ごとのメンテナンスやリフォームが必要だといわれています。室内では壁や床のクロスの寿命が約5年であることや、シロアリの予防剤の効果が5年で切れてしまうことなどが理由です。そして、水回りで使われる水栓などの耐用年数が約10年、キッチンや浴室、外壁は約15年～20年がリフォームの目安となっています。住宅の箇所や部分ごとにメンテナンスの時期が異なるものの、定期的にセルフチェックすることが大切ですよ。

住宅を点検するためのチェックリスト【外観編】

プロが住宅点検をする際には、まず外回りからチェックします。そのチェック項目と注意するべきポイントは以下のようになっています。

・基礎構造：鉄筋が露出していないか、またその部分からサビが出てきていないか

・土台や床組み：木材の周辺に木屑がないか、湿気によるカビやきのこ等が生えていないか

・柱や梁などの構造：木材の周辺に木屑がないか、また木材に腐った部分がないか、ひび割れや傾きがないか

・屋根：表面が浮いていたり崩れていなか、またひび割れなどがないか

・外壁：表面にひび割れやめくれがないか、また漏水などのシミがないか

・窓や扉：周りに隙間がないか、また開閉の際に不具合がないか

・軒裏：表面にひび割れがないか、また漏水などのシミがないか

・雨樋：破損や取付に緩みがないか

・ベランダや屋上：ひび割れがないか、また漏水などのシミがないか

外壁や屋根のちょっとしたひび割れから雨水が入り込むことで、カビやシロアリなどが発生して建物内部の構造が崩れてしまいます。また、日当たりがよいことは住民にとってはメリットが大きいですが、建物にとっては紫外線によるダメージを受けているということでもあります。住宅の点検によって、湿気や紫外線による小さなダメージを見逃さないことが重要なのです。

住宅の内側の点検項目【室内編】

次に室内の点検項目は以下のようになっています。

・床：表面にひび割れないか、また著しい沈みや傾斜がないか、雨漏りなどのシミがないか

・壁：ひび割れやクロスのめくれや浮きがないか、漏水などのシミがないか

・天井：ひび割れや仕上げ材のめくれがないか、角に隙間がないか、漏水などのシミがないか

・階段：表面のひび割れや歪み、ぐらつきがないか

・内装木部：木材が腐っていないか、シロアリによる被害がないか

・給水設備：漏水がないか、サビによる赤水が出ないか

・排水設備：漏水がないか、配管のつまりがないか

特に天井は、普段はあまり目に止めない部分ですが、小さなシミなどは雨漏りの兆候である場合も多いといいます。壁のクロスの剥がれやシミも、内装内部の湿気が原因のことも知られています。しかし、内装内部の木材の部分や給水設備、排水設備などの点検はなかなか素人には難しいので、はやりプロに診断してもらうと安心でしょう。

水戸市の宇都木塗装は外壁や屋根の無料診断も

水戸市の宇都木塗装が得意とする工事は、主に外壁や屋根の塗装、屋根カバーの工事、そして防水工事です。宇都木塗装の塗装は、国家資格をもつ一級塗装技能士による施工なので高い技術が期待されます。

また塗料メーカーである「アステックペイント」と提携しており、住まいの環境や劣化状況に最適な塗料を選択することを可能にしています。塗料には防カビや汚れにくさ、抗菌性、防水性などの機能がありますが、近年では断熱性や遮熱性の高さが特徴のものも注目されています。外壁や屋根、ベランダなど、特に劣化しやすい箇所は定期的なメンテナンスが必要です。水戸市の宇都木塗装では外壁や屋根の無料診断も行っています。

まとめ

住宅の定期的な点検は、私たちが長期間快適に自宅に過ごすために必要なことです。紫外線や湿気による劣化は目に見えて大きく感じられるものではありませんが、だからこそ定期的な住宅点検が大切だといわれていますよ。

今回は自分でできる住宅点検のチェックリストをご紹介しました。日頃から少しでも注意してみると、メンテナンスや修繕の必要箇所に気がつくことができるのではないでしょうか。ただし、住宅の主要部分や防水部分などのチェックはやはりプロの目には敵いません。定期的な住まいの診断を依頼することをおすすめします。