- ホーム
- 水戸南店diary
水戸南店diary
外壁にサイディングを使うとメンテナンスフリーって本当?
2021年03月21日(日)
いろいろな模様やデザインから選べることから、近年外壁材にサイディングを使っている住宅が増えていますね。モルタルや土壁などの塗り壁よりもメンテナンスがラクであることや、耐震性が高いということも人気の理由のひとつでしょう。
しかし、日々紫外線や風雨にさらされている外壁です。いくらメンテナンスがラクだといっても、全く手入れしなくてもよいのでしょうか。気がついた時には雨漏りなどによって家内部へ被害が出てしまったということがないように、やはり注意するべきポイントがあるようです。
今回は、外壁にサイディング材を使うときに気をつけるべき点をみながら、サイディングの種類別にメンテナンスが必要な周期と効果的なメンテナンス方法をご紹介したいと思います。
外壁にサイディングを使っても定期的なメンテナンスが必要
外壁にサイディング材を使用すれば、その他の素材と比べてメンテナンスに手間がかからないことは事実のようです。しかし、サイディング材には常日頃からチェックしておくべき箇所があるのです。ここでは、サイディング材の劣化しやすい箇所や起こりうる被害などをご紹介します。
まず、サイディングにおいて劣化しやすい箇所はシーリングの部分です。コーキングとも呼ばれます。パネル状になっているサイディング材とサイディング材との間の目地を埋めるものですが、新築でも約数年経つとまず最初に傷み出す部分です。次のような劣化症状がある場合には、補修する必要があるでしょう。症状によって、シーリング材に厚みを出す「打ち増し」や古いシールをすべて撤去して新しいものに取り替える「打ち替え」などを行います。
・外壁とシーリングの間に隙間がある
・シーリング材の真ん中に亀裂が入っている
・シーリング材の後ろにある下地材が見えている
・シーリング材は欠損している
このようなサイディング外壁材のシーリングによく見られる劣化をそのままにしておくと、雨漏りやカビなどの大きな被害を引き起こしてしまうこともあるようです。一次防水の機能をもつサイディング材ですが、二次防水である浸透シートの上に貼られています。このシートが破れている場合などは特に注意が必要になります。
外壁サイディング材の種類とメンテナンスの周期
ここでは、外壁材のサイディングの種類と、サイディング材自体の寿命の目安をご紹介したいと思います。ぜひメンテナンス周期の参考にしてくださいね。
【窯業系サイディング】7~10年
国内新築戸建て使用率が70%以上という人気の理由は、そのデザインの豊富さでしょう。木目調やタイル調など自分の好みの外壁にできますし、地震などの衝撃に強く耐火性もあるなどの機能も優れています。
【金属系サイディング】10~15年
モダンでシックなイメージは金属サイディングの得意とするところです。窯業系サイディングの1/4の軽さを活かして外壁カバー工法やリフォーム材として近年注目されているようです。また、寒さに強いため、凍害に遭いやすい寒冷地でもおすすめ。
【木質系サイディング】10年前後
天然の木に塗装を施した素材。自然のぬくもりが感じられる外壁に仕上がります。
【樹脂系サイディング】10~20年
薄くて軽く、しかも強度が高い樹脂系サイディングはまだまだ日本国内では認知度が低く、施工できる業者なども少ないようです。しかし、耐用年数が長いことや錆びつかず塗り替えも不要なことなど、メンテナンス性が高い素材といえます。
外壁サイディング材の効果的なメンテナンス方法
上記のように外壁に使用するサイディングの種類によって耐用年数は異なりますが、その間も定期的なメンテナンスを心がけるとより長持ちさせることができます。気をつけるべきポイントと効果的な方法をご紹介します。
【レベル①塗装】
外壁の塗装は自宅の外観や雰囲気を左右する大切なものですが、紫外線や雨風などからサイディングを守る役割もあります。塗り替えの目安は10~15年といわれています。最近ではカビや藻を防ぐものや耐候性が高いもの、雨などで汚れを洗い流すセルフクリーニング機能がある塗料の開発が進んでいます。メンテナンス性が高い塗料を選ぶことを検討するとよいでしょう。
【レベル②補修】
先ほど述べたシーリングの打ち増しや打ち替えなど他にも、錆の原因となるサイディング材を固定している釘やビスなどの打ち直しなどの補修もしておくと安心です。
【レベル③カバー工法や張り替え】
外壁サイディングの劣化の状態によって、カバー工法や張り替えが必要な場合があります。
・カバー工法:
カバー工事とは、既存の外壁サイディングを残したまま新しいものを上から重ねる施工工事です。軽量な金属サイディングが使用されることが多いようです。古いサイディングを撤去する必要がないので、比較的費用を抑えられることや工期が短いことがメリットです。
・張り替え:
サイディングやシーリングの劣化が著しく、外壁の内側や木下地部分に被害を及んでいる場合は張り替え工事を行います。雨漏りや耐震性などのメンテナンスも同時にできますが、そのぶん費用や工期が長くかかります。
まとめ
サイディング材の耐用年数は、7年~15年程度と確かにメンテナンス性が高いといえるでしょう。しかし、サイディング材につきもののシーリングはとても劣化しやすく、メンテナンスを怠ると家の内部にまで被害が及ぶこともあるのです。補修するべき点は補修し、塗装やカバー工法などのリフォームの必要性もでてくるでしょう。
水戸市にある宇都木塗装は、外壁塗装やカバー工法の施工を行っています。国家資格をもつ一級塗装技能士が塗装を担当している他、施工後の不具合に対する調査および修繕をお約束する保証書の発行など、お客様に安心していただけるサービスを提供しています。外壁のメンテナンスに必要な塗装などでお悩みでしたら一度ご相談ください。
人気記事
外壁に穴が!補修はDIYでもできる?対処方法と注意点を解説...
休日に我が家を眺めていると、外壁に穴があいているところを発見...
屋上の防水工事はDIYできる?防水工事の方法と注意点...
屋上の防水工事と聞くとプロに任せた方がいいのではと思う方もい...
スレート屋根の構造はどうなっているの?特徴やメリットを解説...
あなたが今住んでいる家の屋根の種類をご存知ですか?もしスレー...