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外壁塗装の工事期間はどれぐらい?塗装の工程と工事期間を詳しく解説
2021年01月31日(日)
目次
外装塗装をしたいと考えている人の中には、どれくらいの期間を要するのか、工事の流れ(工程)にはどのようなものがあるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。
外装塗装の工事期間や工程を詳しく知っておかないと、悪徳業者に引っ掛かってしまうこともあります。安心して工事を依頼することができるよう、事前に工事の期間や工程を把握しておくことはとても重要なことなんです。ここでは、外装塗装の工事期間と工程について詳しく解説していきます。
外壁塗装の期間はどれぐらい?
外装塗装にかかる期間は、建物の形状によって異なってきます。ここでは、戸建て、アパート、マンションに分けておおよその工事期間をお伝えしていきます。
戸建ての場合
外壁塗装塗装の工事期間は、一般的には季節、天候、職人さんの人数などによって変わっていくと言われていますが、戸建ての場合だとだいたい10日から14日間程度です。
ただし、職人さんの人数が3、4人であれば外壁と屋根などを同時進行で工事をしていくことができますが、職人さんの人数が1、2人であれば、同時に作業を進めることができないため、工事期間は延びてしまうことがあります。
アパートの場合
アパートの外壁塗装にかかる期間は、14日
から21日間程度です。戸建てと同様に、季節や天候、職人さんの人数などに工事期間は影響を受けますが、戸建てに比べ、ベランダや階段、廊下などの部分への塗装を必要であるため、戸建てより工事期間が長くなることが多くあります。
マンションの場合
マンションの場合は、季節や天候、職人の人数の他にも、足場の組み立てに時間がかかることも多く、大きなマンションであれば、職人さんの休憩所やトイレなどのスペースを仮設する必要があり、工事期間が戸建てやアパートより長くなります。
一般的に50戸までのマンションであれば1ヶ月から2ヶ月程度、それ以上の戸数であれば、2ヶ月以上かかります。
外壁塗装のスケジュール
外壁塗装の工事期間を把握したところで、次は外壁塗装のスケジュールについて解説していきます。
外壁塗装の工程には、準備作業、下塗り、中塗り、上塗りと細部塗装、点検などがあります。
先程解説した通り、戸建ての場合でも10日ほどかかる工事ですので、もし先程の工事期間より大幅に短い期間で見積もりを出してくる業者がいた場合は、工程のどこかで手を抜いている恐れがありますので、注意が必要です。
準備作業
外壁塗装の準備作業としては、近隣への挨拶や足場、飛散防止シートの設置を行います。工事中は、塗料の臭いや騒音など近隣に迷惑をかけることもありますので、最近は工事開始前に近隣への挨拶をしてくれる業者もあります。
戸建ての場合、足場やシートの設置は基本的に1日で終わります。
その後、塗装面の高圧洗浄や下地処理などを行います。高圧洗浄は半日から1日で終わりますが、乾燥に1〜2日かかります。
下地処理はケレンとも呼ばれ、塗装面に付着したサビや古い塗装を削り落として、新しく塗る塗料が剥がれ落ちないようにする工程です。ここで手抜きがあると、新しく塗った塗料がすぐに剥がれ落ちる原因にもなりますので、とても重要です。処理には1〜2日かかることが多いですが、壁面の劣化が激しいと、それ以上かかる場合があります。
下塗り
準備作業が終われば、玄関ドアやサッシなどの塗装しない部分の養生を行い、下塗りに入ります。
下塗りとは、中塗りや上塗りに使う塗料と塗装面の接着剤の役目をします。見積もりではシーラー、フィーラー、プライマーなどと表記されることがあります。作業に約1日かかります。
中塗りと上塗り
下塗りが乾いたら、中塗り、上塗りと作業が進んでいきます。中塗りは上塗り塗料がムラなく均一に塗れるようする役目があります。中塗りと上塗りは同じ塗料を使用しますが、中塗り、上塗りと重ね塗りすることで仕上がりが良くなり、塗りムラがなくなります。ここで注意しないといけないことは、中塗りが乾き切る前に上塗りをしていないということです。中塗りが乾く前に上塗りをすると塗料の性能を発揮できず、仕上がりも思っていたものと違ってくることがあります。
中塗りと上塗りはそれぞれ1日、合わせて2日はかかります。
細部塗装と点検
上塗りまで終われば、細かな部分の塗装や塗り残し、塗りムラなどがないかの点検を行います。気になる部分があればやり直しになることもあるため、作業期間としては1日程見ておきましょう。
点検し異常がなければ、足場を解体して、撤去作業を行い、工事は完了します。撤去作業に1日程かかります。
外壁工事が伸びる理由
外壁塗装の工事期間は順調に行けば10日程です。ただし建物の形などにより期間が延びる可能性もあります。また、下記のような理由で工期が伸びることもあります。
天候によるもの
屋外の作業である外壁塗装工事は、雨天の場合作業を行うことができません。また塗料の乾燥に時間がかかってしまい作業が止まってしまうことがあります。
建物の状況によるもの
建物の経年劣化が激しい場合も下地処理に時間がかかり、工事期間が延びる原因になります。
外壁塗装工事に影響を与える症状としては、ヒビ割れがあります。ヒビ割れの中でも幅が広く、深さが5mm以上のものになると、下地補修に時間がかかることに伴って、工事にも遅れを来すことになります。他にも塗装が剥がれていたり、浮いていたりすると、補修に時間がかかることがあります。
工事期間中の生活
工事期間中は、普段のように外の光が入らなくなったり、窓の開け閉めができなくなったり、洗濯物が干しにくくなるなど、生活に直接影響が出ることや臭いや騒音、工事車両の出入りなど、近隣へ迷惑がかかることが出てきます。
工事期間中に発生するリスクについても、事前に業者に相談して、解消できることはないか検討しておきましょう。
また、工事中は、現場に出向き、現在どのような作業を行っているのか確認をして、疑問に思ったことはドンドン業者に聞いていきましょう。
まとめ
今回は外壁塗装における工事期間、工程について解説しました。
塗装業者に見積もりを依頼した際は、工事期間の長短やここで紹介した工程がどのように組み込まれているかを見ておきましょう。
外壁塗装工事は、10〜20年に一度の大きな費用がかかる一大イベントです。後悔のないように工事を行うためにも、基本的な工事の流れを把握して、工期とその内容が適切なものかどうか
確認できるようにしてください。
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