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塗装工事の正しい工程とは?業者とのトラブルを防ぐポイントも解説
2021年01月22日(金)
目次
皆さんは、塗装工事がどのような目的で行われているかご存じですか?新築のご自宅にお住いの場合、すぐに必要な作業ではありませんし、家の外壁というのは丈夫なのでさほど気にすることもありません。
しかし安心した生活を持続していくために、いずれ塗装が必要なときがやってきます。もちろん、自宅はきれいに保っていたいですよね。今回は、塗装工事の実態や業者とのやりとりにおいてトラブルを避けるためのポイントについてご紹介したいと思います。
塗装工事とは
塗装工事は、塗料・塗材などを工作の対象物に塗り付ける作業です。ペンキで外見を鮮やかに彩るというよりも、「家を保護する」ことを大きな目的としています。新築時のような美しさを取り戻せることも魅力の一つでしょう。
外壁を覆う塗料には、材質は違えど、どれにも耐用年数が定められています。外的要因に常にさらされている以上、塗料の劣化が進み、いずれひび割れやサビなどが生じてしまうでしょう。塗装工事は、不測の事態を防ぐためのメンテナンスとして欠かせない作業なのです。
塗装工事の流れ
外壁塗装、屋根塗装のリフォームは様々な工程を経て完成となります。外壁塗装を行う前に一度、確認しておきましょう。
①足場設置工事
工事を最後まで安全に進める上でも最も大切なのがこの工程です。近隣に塗料などが飛び散らないよう飛散防止ネットで建物全体を覆います。足場が金属でできており、工事中には金属音が近隣にも響くため、苦情を防ぐうえでも必要な配慮です。
②高圧洗浄
高圧洗浄機は非常に高価な業務用の高圧洗浄機を使い、高圧力の水で一気に汚れを落としていく下地洗浄作業です。高圧の水に弱くへこんでしまうような材質でない限りは、必須の工程となっています。
③下地補修
板金やサイディングが浮いている部分がないかなどを確認します。下地補修には下記のような作業があります。
・ヒビ割れを埋めて塗料を塗りやすくするための補修
・コーキング工事
・内部の金属部が膨張したために壁が剥がれ落ちた部分の補修
下地補修が重要な工程の一つで、これをおろそかにするような業者の場合は、依頼を避けるべきと考えていいでしょう。
④下塗り
下塗りは、色付けと保護を目的とした上で、上塗り用の塗料の密着性をよくするためにも必要な工程です。外壁材や木部、鉄部など素材によって下塗り材も変える必要があります。
⑤中塗り・上塗り
塗装は一度塗って終わりではありません。下塗り後、ある程度外壁が乾いたところで仕上げの中塗り・上塗りを行います。見た目の良し悪しも決める重要な工程です。
⑥点検と足場解体
一連の作業が終わったら、足場解体前に家主の方と一緒に点検を行います。ここで不具合や気になる点はないかを確認しましょう。確認が取れたら、組んだ足場を解体し、飛散防止用ネットやシートも外します。
塗装方法にはどんなものがある?
外壁塗装で主に採用される工法は、大きく「刷毛塗り」「ローラー塗り」「吹き付け塗装」の3種類あります。
刷毛塗り
小さい面積や細かい部分の塗装方法。刷毛塗りというのは、どうしても刷毛目というものができてしまうので、その刷毛目が目立たないように、払いながら塗っていきます。
ローラー塗り
外壁の塗り替えでは、一般的な塗り方で、広い面を一気に塗装することが可能です。ローラーを転がしながら塗装していきます。
吹き付け塗装
飛散しやすく音が出るので住宅密集地ではやりにくいというデメリットはありますが、施工が早く低コストで、立体感のある塗装をすることが可能です。スプレーガンという塗料を噴射できる機械)に入れて吹き付けて塗装します。
業者選びでトラブルを防ぐ方法
はじめて塗装工事を依頼する際、費用面で不安に感じる人も少なくないはず。悪徳業者にあたってしまったことに気づかず相場以上の価格で請求されてしまった、ということにならないようにしたいですよね。
見積もりを必ず取る
何も知識がなくても、費用面でのトラブルを避けるには、「複数の業者で見積もりを取る」ことをおすすめします。そうすることで、相場以上の高額の請求をされるというようなリスクも回避できますし、なにより費用相場が把握できることで安心感もあり冷静な判断をすることができるはずです。
資格の有無を確認する
仕事を請け負う際に、お金に関して触れない業者は間違いなく悪徳業者。こちらが塗装について詳しくない分、信用を得やすいと思われている可能性が高いです。特にはじめて依頼する際には、必ず信頼できるプロなのかどうかを手っ取り早く確認するため、資格の有無で判断しましょう。
まとめ
ただ塗るだけなのに高すぎると思われがちな塗装工事ですが、その裏には細かい工程や苦労が隠されています。依頼する際には、必ず自身が納得できる形で交渉するようにしましょう。自宅が新築のような美しさを取り戻すのですから、後悔のないような選択をしていただければ幸いです。
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