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塗装工事と防水工事はまったく別物!?それぞれの目的と工法を解説

ご自宅に安心して暮らしていくためには、住宅屋根や外壁の定期的な塗装が必要です。いっぽうで、屋上やベランダに必要な防水工事という言葉も耳にしますが、塗装工事との違いがよく分からないという人も少なくありません。

 

じつは、塗装工事と防水工事はまったく別物なんですよ。今回は、この2つの工事のそれぞれの目的と、代表的な防水工事をご紹介したいと思います。

 

マイホームに長く住み続けるためにも、塗装工事をしたほうがよいのか、それともすぐにでも防水工事が必要なのかのポイントもぜひご参考くださいね。

 

塗装工事と防水工事の目的3つの違いとは?

塗装工事と防水工事はそれぞれの目的が異なります。住宅の見た目と耐久性、防水性の大きく3つのポイントに違いがあります。詳しく説明してきますね。

 

建物の美観保持

新築だった住宅も、5年もすると外壁の汚れが目立つようになります。あまり目にする機会はありませんが、やはり屋根も紫外線による色褪せなどが生じてしまいます。とくに外壁がカビやコケなどで汚れていると、見た目も悪いですよね。この場合、塗装工事によって外壁を洗浄し塗装しなおします。つまり、塗装は、建物の外観を美しく保つ目的があるのです。

 

建物の外的要因からの保護

紫外線や風雨につねにさらされている建物を、塗装工事によって守ることもできます。定期的に塗り替えをすることで、外壁材や屋根材そのものを保護することができるのです。ただし、塗膜に大きなひび割れがみられる場合には、建物の構造や内部にも影響を与えてしまう危険性があるので、専門の業者に点検してもらいましょう。

 

建物内部への防水

防水工事の一番大切な目的は、建物内部への水の侵入を防ぐことです。塗装工事も、外壁や屋根からの雨漏りを予防する目的がありますが、防水工事のほうが優れています。屋上やベランダ、バルコニーなど、雨水がたまりやすい場所におこなわれます。いっぽう、外壁や屋根は、塗装にプラスして防水シートを挟むことで防水機能を高めていますよ。

 

塗装より防水性に優れた防水工事の3つの工法とは?

ここでは、塗装工事よりも防水性に優れた防水工事にはどんな工法があるのかご紹介していきます。一般的な住宅の屋上やバルコニーには、「塗膜防水」といわれる工法で防水工事がおこなわれていますよ。

 

塗装による塗膜防水

防水工事のひとつである塗膜防水は、塗装による塗料によって防水します。どんな場所でも比較的施工しやすく、なかでも、ウレタン樹脂を用いた「ウレタン防水」と、プラスチック系の硬い防水層をつくる「FRP防水」が多く採用されています。

 

【ウレタン防水】

液状のウレタン樹脂と硬化剤を混ぜ合わせたものを塗装し、硬いゴム状の防水層をつくります。弾力性や伸縮性が高いので、ひび割れが起こりにくいことが特徴です。ただし、防水層は紫外線に弱いため、表面を保護するトップコートを5年ごとに塗り替える必要があります。

 

【FRP防水】

ウレタン防水よりも硬いプラスチックの防水層をつくります。硬くて耐久性がある反面、伸縮性が低いため、地震などの建物の揺れに弱く、ひび割れを起こしやすいことが特徴です。ウレタン防水と同様に、5年ごとにトップコートの塗り替えが必要です。

 

シート防水

屋上などの平面に向いている防水工事で、塩化ビニールやゴム製のシートを並べて貼って防水層をつくります。広い面積をいっぺんに施工できることや、耐用年数が10~15年と長いことが特徴です。ただし、複雑な箇所が多い場合には適していません。

 

複合防水

アスファルト防水ともよばれています。シート状のアスファルトを並べて貼り、仕上げに液状にしたアスファルトを塗って防水層をつくります。「貼る」と「塗る」の工程がある複合防水工事です。もっとも防水性が高くて耐用年数も長いことが特徴ですが、職人さんに熟練した技術が要求されます。

 

雨漏り対策には塗装と防水工事どっちを優先させるべき?

そもそも塗装工事と防水工事は、それぞれ目的や施工箇所が大きく異なります。しかし、とくに気になる雨漏りの対策には、塗装も防水工事も効果があります。雨水の侵入は、屋根や外壁からだけではなく、屋上やベランダからも生じるからです。

 

すでに雨漏りがある場合には防水工事や防水シートの補修

すでに建物内部に雨漏りがあるなら、どこから雨水が侵入しているのか点検します。ベランダやバルコニーからの場合には、すぐにでも防水工事が必要です。屋根や外壁からの場合には、塗装工事だけでは雨漏りを直すことはできませんので、屋根の内側にある防水シート(ルーフィング)や外壁内部の透湿防水シートの補修や張り替えが必要です。

 

塗膜の劣化だけなら塗装工事やトップコートの塗り直し

塗装工事や防水工事で使用される塗料には寿命があります。外壁や屋根用塗料は約10年、塗膜防水に用いられるトップコートは約5年です。どちらも表面にひび割れなどの劣化症状がある場合には、そろそろメンテナンスのタイミングです。定期的に塗り直すことで、建物の寿命や防水層を長持ちさせることができますよ。

 

まずは宇都木塗装に無料住宅診断をご相談ください

水戸市の宇都木塗装は、外壁・屋根の塗装やカバー工事、防水工事をおこなっております。外壁の塗膜に細かいひび割れ、あるいは天井に雨漏りのシミがあるなど、お住まいの心配事はございませんか?

 

マイホームに快適に長く暮らしていくためには、建物の定期的なメンテナンスが必要ですよ。住宅の無料診断もおこなっておりますので、ぜひいちどご相談くださいませ。

 

まとめ

住宅の塗装工事と防水工事は、施工する目的や箇所が異なりましたね。しかし、外壁や屋根の塗装工事は、建物の美観や保護のためだけでなく、防水対策としてとても有効です。塗膜の劣化症状がある場合は、そろそろ塗り替えのタイミングかもしれません。また、屋根は普段目にすることが少ないため、定期的に住宅の点検をしてもらうことをおすすめしますよ。

 

防水工事はおもに、屋上やバルコニー、ベランダなどにおこなわれます。防水層の劣化のため、これらの箇所からの雨漏りも意外と多いといわれています。水はけが悪く、雨水がいつまでも残っている場合には、防水工事を検討してみてくださいね。

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