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外壁塗装で失敗しないために知っておいて!「塗料」の種類と特徴
2021年02月01日(月)
目次
毎月高額のローンを支払うことで購入したマイホーム。せっかくなら、ずっと綺麗な状態で使用し続けたいですよね。
しかし、購入当初は綺麗で光沢のある見た目も、時間の経過とともに劣化が進み、汚れが目立つようになってしまいます。それから、更に時間が経過すると外壁にヒビが発生することも..果たして、このようなことを防ぐ手立てはないのでしょうか?
実はその答えは外壁塗装にありました。ここでは、外壁塗装の必要性および、塗装に使用する塗料の特徴とおすすめについて解説いたします。
そもそも外壁塗装はなぜ必要なの?
まとまった資金が必要とされる「外壁塗装」。その目的が外壁の色を変えることのみに限られているのであれば、高額な資金をついやしてまで実施する必要はないのかもしれません。
しかし、外壁塗装は家の機能を保つために必要不可欠なものなのです。
外壁塗装を行う一番の目的は「防水機能」の維持です。新築を建てたばかりのタイミングでは、外壁の防水機能はきわめて高い状態にあります。しかし、時間が経過するとともに外壁に艶がなくなります。さらに時間が経過すると、防水効果がなくなり水をはじくことができなくなってしまい、外壁に水がたまる、湿気を帯びるなどの症状が見られるようになります。
湿気や水分を帯びた外壁が乾く際に、外壁に歪みが発生します。その結果、小さなヒビの発生、コーキングの亀裂の増大し内部へ水が侵入することで、外壁が内部から劣化してしまいます。そのような事態を防ぐという目的で、外壁塗装が必要になります。
よく使われる塗装の5種類とその特徴
外壁に塗る塗料には、複数の種類が存在します。使用する塗料によって、それぞれ違った特徴をもっており、価格帯も異なります。そのため、外壁塗装に失敗しないためには各塗料の特徴を知ったうえで、目的にあった塗料を選択することが必要といえるでしょう。
ここでは、よく使われる塗料を5種類紹介します。
1. ウレタン系塗料
柔らかく、密着度が高いという特徴をもっているウレタン系塗料です。ご紹介している塗料の中では耐久年数は短いですが、価格が低く設定されているのが特徴です。
防カビ :★★
汚れにくさ :★
環境性 :★★
耐久年数 :7~10年
2. シリコン系塗料
シリコン系は耐久年数と価格のバランスがいい、コストパフォーマンスに優れた塗料です。紫外線や汚れ、気温・気候の変化にも強いという特徴があります。
防カビ :★★
汚れにくさ :★★
環境性 :★
耐久年数 :8~12年
3. ラジカル系塗料
ラジカル系はシリコンとフッ素との間の耐久性をもつ塗料として近年注目されています。ラジカル(紫外線・雨風により発生する塗膜劣化の原因物質)を防ぐことができるため、耐久年数が長いのが特徴です。
防カビ :★★★
汚れにくさ :★★
環境性 :★★
耐久年数 :11~13年
4. フッ素系塗料
他の塗料と比較して耐久性に優れているのが特徴です。高い耐久性を誇るので、塗り替えの頻度は低くなるというメリットがある反面、価格が高めに設定されています。
防カビ :★★★
汚れにくさ :★★★
環境性 :★★
耐久年数 :12~15年
5. 無機フッ素系塗料
無機フッ素系塗料は、フッ素を超えるほどの高い耐久率が特徴です。価格は塗料の中でもかなり高額に設定されています。耐久年数が長いため長期間、再塗装をせずに済みます。
防カビ :★★★
汚れにくさ :★★★
環境性 :★★★
耐久年数 :15~20年
種類別あなたにあった塗料を
ご紹介した塗料の特徴や需要を踏まえたうえで、どのような塗料を選択すればいいかをご説明します。これを選んでおけば失敗は少ないといえる、塗料をピックアップしましたので、是非塗料選びのご参考にしてみ下さい。
最も多く選ばれている1番人気「シリコン系塗料」
数多くの塗料が存在する中で一番多く使われているのが、シリコン系塗料になります。シリコン系塗料は、価格に対して、耐久年数が長いためコストパフォーマンスがいいのが人気の秘訣です。
加えて、汚れにくく、色あせしにくいこともシリコンの優れているところです。非常に多くのシェアを獲得しているシリコン製塗料は特殊な環境でない限り「これを選択しておけば間違いない塗料」といえるでしょう。
リーズナブルな価格で2番人気「ウレタン系塗料」
2番人気はウレタン系塗料になります。このウレタン系塗料は、ひと昔前シリコン系塗料が高額だった時代にスタンダードな塗料でした。シリコンよりも価格が低い代わりに、耐久年数が短いです。しかし、柔らかいという特徴をもつウレタン系塗料は、ひび割れがしにくいというメリットがあります。
耐久性を重視するのであれば「フッ素系塗料」
宇宙ロケットにも使用されているほど高性能なフッ素系塗料は、耐久性が高いのが魅力です。機能的に優秀なかわり、価格が高価格なのがネックとなります。高い金額を支払ってでも、再塗装までのスパンを長くしたいという方におすすめです。
まとめ
綺麗なマイホームを長い間使い続ける為に行う外壁塗装は、選択する塗料によって耐久性や性質、費用が異なります。そんな中でも、かけることができる費用と必要な性能を考慮することで、ご自身にあった塗装を選びやすくなります。
自分にあった塗料を選択することで満足のいく外壁塗装を行い末永くマイホームとお付き合いしていけるといいですね。
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