屋根のリフォーム方法として近年人気がある「屋根カバー工法」をご存知ですか？すべての屋根材を撤去する必要がないので、比較的コストを抑えられるほか、リフォーム材として使用する屋根材の種類によって断熱性などの効果を高めることができるといわれています。

しかし、屋根のリフォームには屋根のカバー工法以外にもいくつかの種類があります。今回はまず、屋根カバー工法について詳しく解説したいと思います。そして、屋根カバー工法の他にどんなリフォームの種類があるのかも合わせてご紹介します。マイホームをできるだけ長持ちさせて、そして快適に過ごすために是非ご参考下さい。

【屋根カバー工法】どんな種類の屋根材が適しているの？メリットは？

ここでは屋根のカバー工法がどんなリフォーム方法なのかみていきましょう。施工の内容やカバー工法で使用される屋根材の種類、そしてメリットをご紹介します。

屋根カバー工法とは、既存の屋根の上に防水シートと屋根材を張ってかぶせる工事方法です。このとき使用する屋根材の種類は、建物にあまり負担がかからないような軽い素材が適しています。最近ではガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板などの金属屋根が主に使用されています。金属屋根の施工は板金工事専門の業者が行います。また、新しい屋根材を張る前に敷く防水シートは、雨漏りなどの被害を最終的に防ぐ役割をもつ大切なものです。適正な施工がされているか、また性能がよい防水シートであるかしっかり確認しましょう。

次に、屋根カバー工法で屋根リフォームをするメリットをまとめました。

【メリット】

・リフォーム費用を抑えられる：

屋根カバー工法では既存の屋根材の撤去や、そこで出る廃材を処理する必要がありません。そのぶんの費用をカットすることができます。

・断熱性や防音性、防水性が高まる：

断熱材一体型で加工されている金属の屋根リフォーム材を使用することで、屋根の断熱効果が高まります。また、結果的に屋根が二重になることで防音・防水効果も期待できるといわれています。

屋根カバー工法以外にも機能性が高い種類の塗装でリフォーム

屋根塗装は6～8年ごとに塗り替えが必要だといわれています。雨水などの侵入を防ぐ一次防水の役割がある塗膜は、紫外線や風雨などで劣化すると剥がれやすくなるためです。屋根リフォームとして、耐候性が非常に高い無機塗料や、断熱性・遮熱性が高い塗料、汚れがつきにくく落ちやすいセルフクリーニング機能をもつ塗料など使用すると、今後のメンテナンス性も高く、より長持ちさせることがでるでしょう。

屋根カバー工法で主に使用される種類の金属はガルバリウム鋼板ですが、表面がツルツルしているため塗装が難しいといわれています。しっかりとした知識と塗装の高い技術をもった業者を選ぶ必要があります。

宇都木塗装は、水戸市を中心に外壁や屋根の塗装を行っています。塗装は国家資格をもつ一級塗装技能士による施工ですのでご安心ください。また塗料メーカーである「アステックペイント」と提携しており、住まいの環境や劣化状況に最適な塗料を選択することが可能です。

屋根カバー工法より葺き替えが必要な場合もある

屋根材の著しい劣化や、雨漏りなどすでに住宅内部まで被害がある場合には屋根の葺き替え工事が必要なこともあるでしょう。葺き替え工事のメリットは、屋根下地材の耐久性を高めることができることです。屋根は、野地板といわれる下地材、その上に防水シート（ルーフィング）、そして外観を左右する仕上げ材（屋根材）から構成されています。葺き替えリフォームと同時に、野地板の補修や補強、防水シートの交換などもあわせて行うことができます。

屋根カバー工法は屋根が二重になることで、どうしても建物の総重量は増えてしまいます。耐震性の面ではデメリットといえます。反対に、現在重たい屋根瓦を使用しているお宅の場合は、軽い素材の屋根材に葺き替えリフォームすることによって耐震性を高めることができます。

普段目にすることが少ない屋根は、素人ではなかなか点検しにくい部分ではないでしょうか。雨漏りなどの被害に遭ってはじめて屋根材や下地材の不具合に気がつくこともあるようです。雨漏りや湿気によるカビは住宅の構造を傷める原因となるので、定期的な点検を忘れずに行いましょう。ぜひ宇都木塗装の無料住宅診断をご利用ください。屋根の点検では屋根裏や軒下なども点検もしっかりさせていただきます。

まとめ

屋根リフォームには、カバー工法のほかにも2種類の方法があります。定期的なメンテナンスとしての屋根塗装は、使用する塗料によってカビやコケの発生を抑えたり、汚れがつきにくく落ちやすくすることもできます。しかし、屋根材自体の寿命がきてしまった場合には、カバー工法か葺き替えかの判断をする必要があるでしょう。

屋根材を新しくするリフォームによって、雨漏りのほかにも断熱性や防音性、防水性などの機能を備えることが可能です。屋根のカバー工法と葺き替えのどちらの種類の屋根リフォームをするべきか、まずは現状の点検を信頼できる業者に依頼することをおすすめします。