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外壁コーキングと塗装との関係は?塗装工事で失敗しないコツをご紹介
2021年06月29日(火)
目次
マイホームの見た目を左右する外壁のお手入れ忘れていませんか?できれば美観が続くようなメンテナンスの方法を知っておきましょう。
外壁のメンテナンスとして定期的に必要な工事は、コーキングと塗装です。この2つの工事の違いや、同時に行うことができるのかなど、疑問に思う人も少なくないようです。
今回は、外壁コーキングと塗装工事の必要性と、施工の方法についてご紹介したいと思います。外壁材にサイディングボードをお使いの人は、とくに、コーキング工事が大切なんですよ。
外壁コーキングと塗装は同時におこなえるの?
外壁材と外壁材との間にあるコーキング部分に、剥がれやひび割れが見られる場合には、コーキング工事が必要です。同時に塗装工事も検討しているなら、次の2通りの施工方法があります。
コーキング材の上から塗装する【先打ち工法】
塗装する前にコーキング工事をする方法を「先打ち工法」といいます。最終的にコーキング材の上から塗装するので、外壁と同じ色になります。境目が目立たなく統一感が出ます。また、塗膜によってコーキング材そのものを保護することもできます。
塗装してからコーキングする【後打ち工法】
いっぽう、外壁塗装を終えてからコーキングする方法を「後打ち工法」といいます。コーキング材表面を塗膜で保護することはできません。直接紫外線や雨水に晒されるので、そのぶんコーキングの劣化が早くなります。
外壁コーキング塗装と同じくらい大切な3つの役割
ではそもそも外壁コーキングの必要性とはなんなのでしょうか。メンテナンスとして、塗装と同じくらい大切な3つの役割があるのです。
サイディングボードの隙間から雨水の侵入を防ぐ
近年主流のサイディング外壁材とは、1枚1枚パネル状になっています。これを壁の土台に貼っていくと隙間ができます。コーキング材でこの隙間を埋めることで、雨水を侵入させません。コーキング材には高い防水効果があるからです。
クッション性をもたせてひび割れを防止する
コーキング材にはゴムのような弾力性があります。ふだん建物の中にいると気がつきにくいですが、住宅は気温や湿度によって、膨張したり収縮したりしています。その都度外壁材も動くため、隙間にクッション性のあるコーキングをすることで、ひび割れを防ぐことができます。
外壁材そのものを長持ちさせる
コーキングは、サイディング以外の外壁材を長持ちさせるためにも用いられています。たとえば、塗り壁に代表される「モルタル」や「漆喰」は、ひび割れを起こしやすい特徴があります。セメントや石灰と水を混ぜ合わせたものを塗り固めて作られているからです。小さなひび割れは、コーキング材で埋めることで補修することができるのです。
コーキング部分の劣化症状とメンテナンス方法とは?
では、コーキング部分が劣化してしまった場合、どんなメンテナンスが必要なのでしょうか?代表的な劣化症状と補修の施工法をご紹介します。
コーキングの主な劣化症状
コーキングの主な劣化症状には次のようなものがあります。番号が進むほど劣化の度合いが高く、③と④になると、建物内部へ雨水が侵入してくる危険性があるので、早急なメンテナンスが必要になります。
①肉痩せ:コーキング部分の厚みが薄くなっている
②細かなひび割れ:コーキングの表面に細かい線やひび割れがある
③剥離:サイディングボードとの間に隙間ができるくらいの剥離している
④破断や亀裂:完全に裂けていて、内部にある青い防水シートが見えてしまっている
コーキングのメンテナンスは【打ち増し】か【打ち替え】
上記のようなコーキングの劣化症状が見られる場合には、次のような補修の施工方法がありますよ。
【打ち増し】
コーキングの打ち増しとは、古いコーキングの上から新しいコーキング材で埋める施工方法です。打ち増しの工法に適している箇所は、窓やドアのサッシ回りと、入隅(いりずみ)とよばれるところです。サッシ回りは、壁内部の防水シートを誤って切ってしまいやすいためです。また、入隅とは、外壁同士が突き当たってへこんでいる部分のことで、この部分のコーキングを無理に剥がそうとすると建物を傷つけてしまうことが多いからです。
【打ち替え】
コーキングの寿命は約5年~10年です。お住まいの立地や日照、気候などの条件によってかなり差があることが分かります。しかし、コーキングの劣化症状がひどくなれば、基本的にすべて新しいコーキングに交換する打ち替えが必要です。打ち増しにかかる費用が500円~900円/mであるのに対して、打ち替えには900円~1200円/mかかりますが、大切な防水機能を保つためにもしっかりメンテナンスをしておきましょう。
外壁塗装やコーキング工事は宇都木塗装にお任せください
宇都木塗装は、水戸市を拠点に、近隣の笠間市や茨城町の外壁・屋根塗装工事、カバー工事、防水工事をおこなっております。外壁や屋根からの雨漏りなどのご心配はございませんか?
外壁や屋根は、約10年ごとに塗装するように奨励されています。また、つい忘れがちなコーキング部分の寿命も約10年ですから、あわせてメンテナンスすることをオススメします。弊社では、無料での住宅診断をおこなっていますので、いつでもご相談くださいませ。
まとめ
外壁のコーキング部分は、ふだんあまり気にすることがありません。しかし、コーキングは、建物に雨水が侵入するのを防ぐとともに、建物の耐久性を高める役割があります。わたしたちの暮らしを快適に安全にしてくれる大切なものですから、適切なタイミングでメンテナンスをおこないましょう。
たとえコーキングの上から塗装をしていたとしても、やはり10年を目安に打ち替えすることをおすすめします。外壁に使用される塗料の耐用年数も約10年ですから、コーキング工事とあわせて塗装工事を検討してもよいかもしれませんね。
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